プロフィール
- 性別:女
- 出身大学:私大文系
- 前職:総合系コンサルティングファーム
- 前職在籍期間:3年
- 現職:大手人材会社
汎用的なスキルを鍛えるためにコンサルへ
―新卒で総合系コンサルティングファームに入社された理由はなんでしょうか?
就活性の時は、女性として、今後様々なライフイベントがある中でも、社会から必要とされ続けるために、どんな会社でも通用するような汎用的なスキルを身に付けられる業界を志望していました。
その軸で検討したときに、コンサル業界が志望業界の一つになり、中でも激務度が比較的低そうな総合系コンサルティングファームを第一志望群とし、実際に内定がもらえたのでその時点で就活を止めました。
―実際、働いてみていかがでしたか?
結論としては、期待どおりでした。
もちろん、深夜までの労働が続くこともありましたが、その分、基礎的なビジネススキルが身についた実感があります。
基礎的なビジネススキルのみならず、大企業の経営者へのプレゼン、世界中への出張など、若いうちから非常に面白い経験ができたという自負があります。
結婚を機に転職を決意
―では、なぜ転職しようと考えたのですか?
結婚を機に少しでも労働時間を減らしたかったのが一番の理由です。
私が最後にアサインされたプロジェクトは、つまりは転職を決意したプロジェクトになるわけですが、期間中は基本終電かタクシー帰りで、週末に仕事をすることも、徹夜で働くことも少なくないプロジェクトでした。
そんな中で、結婚式の準備がとても大変になり、また家庭と両立していくビジョンが見えなかったことが原因です。
結構悩みましたが、自分の人生の幸福を追求する道を選ぶことにしました。
―やはり、家庭との両立は難しいのでしょうか?
これは、ケースバイケースなので、何とも言えません。
プロジェクトのテーマや一緒に働くメンバーによって、稼働状況が大きく変わります。
私の場合、炎上案件にアサインされがちだったわけですが、総合系コンサルティングファームには、実行支援系の案件も多いので、そのような案件にアサインされ続ければ、一定のワークライフバランスが保たれます。
私のように慢性的に長時間労働が続いている人もいれば、私の半分かそれ以下の残業時間で帰宅されている人もいるのです。
転職先には成功。しかし物足りなさも
―実際に転職してみてどうですか?
労働時間を減らすという意味では、自信を持って成功だと言えます。
コンサル時代に身に付けたドキュメンテーション能力やプロジェクトマネジメント力など、多くのスキルがそのまま活用できています。
労働時間が減らせたのも、仕事の内容が変わっただけでなく、それらコンサル時代に身に付けたスキルに依るところが大きいです。
ただし、仕事が楽になりすぎて、物足りなさを感じてることもあります。(笑)
また、正直、給与は横滑りだったので、暇な時間が増えた分、飲み会など遊びに使う時間が増えてしまい、貯金ができなくなってしまいました。(笑)