社内政治が重要?コンサルティングファームにおけるアサインの決まり方とは

平成後期から、日本では転職者が増えてきました。

そんな転職市場の中でも、特に人気を集めるのがコンサルティングファーム。

戦略系、総合系、IT系など、様々な業態が存在していますが、いずれのファームも求人と求職者が増加しています。

そんな流れは、令和の時代でもさらに続くことでしょう。

特に、コンサル出身者は転職市場でもまだまだ評価が高く、次なるステップを見据えられる点や、フリーコンサルなどとして独立できる点からして、令和時代にもウケが良いキャリアであり続けることは間違いないといえます。

本記事では、そんなコンサルティングファームにおけるアサインについてご紹介します。



コンサルティングファームにおけるアサインの決まり方とは

多くのコンサルティングファームでは、コンサルタントの希望を聞いてくれます。

ただし、希望通りにアサインが決まるわけではありません。

単純に理由は2つです。

  • そもそも希望通りのプロジェクトがない
  • 希望通りのプロジェクトがあったとしても、希望するコンサルタントの要件がマッチしていない

コンサルティングファームは学校ではありません。

利益を追求する一企業です。

なので、例えば、極端な例としては、英語が全くできない人が英語をネイティブレベルで使うプロジェクトを希望したところで、まずアサインされないでしょう。

プロジェクトが崩壊することは、火を見るよりも明らかです。

上記は少し極端すぎるので、もう少し現実的な例をご紹介しましょう。

新規事業の案件が1つ舞い込んできたとします。

これに対し、同ランクの2名のコンサルタントが希望したとします。

Aさんは、これまで中長期戦略策定のプロジェクトに従事してきており、これまでの評価はBでした。

一方で、Bさんもこれまで中長期戦略策定のプロジェクトに従事してきておりましたが、評価はA+でした。

この状況下で、新規事業の案件を受注してきたパートナーやマネージャーの方はどちらのコンサルタントをアサインしたいでしょうか?

この場合、Bさんになる可能性が高いと言えます。

さらにこの話に、これまで新規事業戦略の案件に従事してきており、評価がAだったCさんが加わるとします。

そうなると、BさんなのかCさんなのか、どちらがアサインされるかは様々なファクターが絡み合って決まります。

クライアントの人柄と合いそうなのはどちらなのか、Bさんは新規事業の案件に従事した後もそのマネージャーのチームに残ってくれそうか、BさんとCさんはプロジェクトの開始とともに稼働を確保できるのか、などなど。

さらにこの話に、これまで人事戦略の案件に従事してきており、評価がS(社内の上位5%以内)だったDさんが加わるとします。

こちらも同様に、どちらがアサインされるかは様々なファクターが絡み合って決まることになるでしょう。

ただし、上記のAさんよりは、アサインされる可能性が高いと想像されます。

説明が少しボトムアップになってきましたので、ここで一回整理します。

要にするに、コンサルティングファームにおけるアサインの決まり方に公式はありませんが、少なくとも私の経験上は、大枠としては以下の通りであることが言えます。

  • 第一に、プロジェクトがあるかどうか
  • 第二に、希望があるかどうか&実力(経験)があるかどうか
  • 第三に、上記例にも記載したその他諸々の条件



コンサルティングファームにおける社内政治とは希望を伝えること

さて、少し話を変えます。

表題にも記載の通り、コンサルティングファームでは、社内政治が重要だと言われています。

ここでいう社内政治は何を指しているかというと、上記の希望の有無をアピールすることです。

私もコンサル時代は、「社内政治」に精を出しておりました。

何度も希望するチームの方と食事に行き、希望を伝え続けました。

半年程度が経ちましたでしょうか、その結果、見事にその希望するチームおよび案件にアサインされました。

私は「社内政治」に成功したのです。

社内政治だけではNG。再現性ある実力を高めよう

その後、アサインされて一つ目のプロジェクトが終わり、私を引き抜いてくれたパートナーとも仲良くなってきたところで、私を引き抜いてくれた背景を聞いてみました。

すると、彼がこんな話をしてくれました。

「実はね、君と同じタイミングでうちのチームを強く希望してくれた人がいたんだけどね、君の方が前のチームでの評価が高かったから君をアサインすることに決めたんだよ。ただしね、うちのチームでバリューが出てなかったら、元のチームに帰ってもらうこともあるから頑張ってね。」

コンサルティングファームは、プロフェッショナルファームです。

いくら「社内政治」に精を出しても、実力がなければアサインされません。

そして、そのチームを希望する以上、そこでも高いバリューを出し続けなければ、チームの一員として認めてもらえません。

私は無事にその後もそのチームにアサインされ続けましたが、中には「一度は」アサインされたものの、「継続して」アサインされなかったコンサルタントの方を多く見てきました。

これからコンサルティングファームを目指される皆さんへ

コンサルティングファームの内情を少しでも理解いただけたなら幸いです。

とはいえ、まずはコンサルティングファームにご入社されることが重要です。

少しでもコンサルティングファームに興味のある方は、当メディアのような媒体を通じた情報収集もさることながら、転職エージェントを活用した実際の転職活動も重要です。

皆さんの転職がうまくいくようお祈り申し上げます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です